木漏れ日の中を歩く
― 森林浴の静かな喜び
2026年5月
朝靄が消えゆく頃、里山の奥へと続く小道を歩き始めました。足元には落ち葉が積もり、踏みしめるたびに微かな音が静寂を破ります。ブナの梢を通して差し込む光は柔らかく金色に揺れ、まるで森そのものが呼吸しているかのようです。
「森林浴(しんりんよく)」という言葉を日本語は美しく表現します。ただ森の中にいること、それだけで心が整っていく感覚。医学的な研究もこの感覚を裏付けていますが、言葉よりも先に、身体がその恵みを知っています。ファーン・バレー・ロッジの森は、そんな経験を静かに差し出してくれる場所です。
続きを読む